バスケットボール・ダイアリーズのraylaのネタバレレビュー・内容・結末

こんなにレオ様イケメンなのに、よだれ垂らしながらヤク中の演技してるのすごいな。
見た目だけじゃない。

よく学校で薬物乱用防止の授業とかあるけど、これ見せれば良いのにと思ってしまった。
それくらい薬物の恐ろしさを表現できていると思う。
ジムもやり始めは、週1ペースだったのにだんだんのめり込んでいく様が、ある程度自制心があってもダメなんだなと感じた。
そしてヤク中になった後、以前仲良くしていた友人の成功を見るというのは、本当に死んでしまいたくなると思う。
後半の母親とのやり取りは印象的だが、唯一の救いである母にも見捨てられ、社会からも見捨てられドン底に落ちる様は、本当に絶望感がすごかった。
そんなジムを救おうとしてくれたレジーが素敵すぎた。
やはり、友人は優しさと厳しさどちらも持っていなくてはいけないなと思った。

ラストのペドロとの会話で、ペドロは今だに抜け出せていなくて、あれでもジムは良い方だったんだと気付かされた。
その後ジムが大勢の前で、更生した話をして拍手されるというのはとても綺麗な終わり方だった。