なみ

幸福路のチーのなみのレビュー・感想・評価

幸福路のチー(2017年製作の映画)
3.5
おもいでぽろぽろのような、大人が自分探しの合間に自身の子どもの頃を回想していく作品。

おもいでぽろぽろが大好きで、こちらも甘酸っぱい気持ちが胸に広がった。

自由な発想で世界がとても広かった幼少期、何にでもなれた自分。
生きていくことを第一に考える親と、理想が大切な青年期。
働いたり結婚したりと色んな経験を経て大人の階段を登る成年期。

とにかく両親の主人公への想いに胸が詰まり、同時に親はいつまでも親だけれども老いていくにつれ面倒をみる場面も増えていく。

そして台湾総統の入れ替わりや大地震、9.11テロなどの時代背景も同時に。

普通の人が、懸命に走り抜けていく人生の過程を垣間見れた。
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