平田一

ミッション:8ミニッツの平田一のレビュー・感想・評価

ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)
4.8
これメチャクチャ面白かった!

"8分間の過去"を生み出す「ソース・コード」というプログラムで、シカゴ郊外の爆破テロ犯を突き止めろというのがあらすじ。そこに投入された男がギレンホールのスティーブンス。

何で彼が?プログラムの正体は?犯人は?こういうあらゆる疑問符すべてにこの映画は見事に答えて、しかも難解キープのままで、見事な娯楽映画へ着地。しかも彼のある決断は非常に感動的という、とにかくあらゆるハードルすべてをクリアしている衝撃作で、『インセプション』の知的興奮以来の特大ホームランです!

ソース・コードの技術自体もこの時世ならあり得るレベル。人間・場所とか、あらゆるすべては必ず情報を持ち得ている。おそらくそれらを集積させた、仮想現実の究極系が、ソース・コードなんだなって、自分なりに理解しました(ありがとうSAO)!

ギレンホールは流石だけど、ヴェラ・ファーミガがベストだった。彼の意思を尊重しての、とある共犯行為の場面は、非常に人間的というか、スゴく勇気に溢れていて、プログラムを超えた何かを見れた気がして幸せでした!

ちょこっと不満もなくは無いけど、水準以上をとっくに超えてるハイレベルな一品でした!まだ見てないなら、是非一度!
平田一

平田一