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映画 妖怪学園Y 猫はHEROになれるかのmitakosamaのレビュー・感想・評価

3.4
馬鹿馬鹿しい(笑)いや、褒めてるのよ!

色々迷走して路線を変えている妖怪ウォッチ。今回はなんと学園モノ。
ジバニャンやコマさんらを擬人化し、学園内の怪事件を解決する…という話。

シャドウサイドではバトルものに変え、FOREVER FRIENDSでは感動ものにフォーマットを変えてて、正直ウンザリしてた。
だが今回は逆に良かったよ。なんていうか、妖怪ウォッチの(レベルファイブの)自由さってこうだよね、って感じ。これくらいムチャクチャで良いんだよ。

主人公に玉田マタロウという少年を設け、謂わばツッコミ役としてストーリーテリングをさせている。ジバニャン改め寺刃ジンペイがボケる。
ジンペイは何故かラップを披露したり色んなパロディのギャグを連呼してボケる。

そしてレベルファイブの貪欲な所が、他所で流行っているものは遠慮なくパクるという精神だ。
例えば妖怪ウォッチの新アイテムYSPウォッチ。変身の度に加工した音声が流れる。もう完全にライダーの変身ベルトの演出と同じなんだよ(笑)でも全然オッケー。
また、今回割と下ネタが多かったのだが、恐らく意図的に増やしたのだと思う。おかげでクレヨンしんちゃんっぽいノリも獲得した。映画館で一番子供にウケてたのって、雷堂メラが股間を打たれ悶絶するシーンだったからね。

更に後半脈絡も無く巨大ロボットが登場!ニンジャバットマン並みの唐突さ(笑)しかも校舎が変形ってゴウザウラーかよ(笑)
そしてコクピット内では東映戦隊のオマージュ。

あとゲスト声優で木村佳乃が出てたのだがコレも悪く無かった。

更に曲が抜群に良かった。版劇も良いがopのノリの良さも良いし、edに至ってはまさかのピンクレディ!!!!
またこのピンクレディの曲が良いんだよ。メテオ!メテオ♬ってメロディが覚えやすくって観劇後、劇場を後にする子供らの歌い声が所々に聴こえた。こういうのとっても大事!

妖怪ウォッチ復活の兆しが見えた!大バカ映画!
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