Kin

ペイン・アンド・グローリーのKinのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

成功者ではあるけれど、どこか人生を既に諦めている主人公。あることをきっかけに、膠着したままの過去を動き出させて行く。特に昔の恋人とのキスと再会を約束して何もなく別れるところが素敵だった。そしてノスタルジックな性自認。そしてラストの幼少期の主人公と母のシーンが、主人公が撮っている映画の撮影現場に繋がるという入れ子構造が素晴らしく、映画的で感動。とても幸せ気持ちになれるラストだった。バンデラスの演技も老齢を繊細に演じてて感心。なんとも愛おしい映画だった。
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