このレビューはネタバレを含みます
中年以降の映画監督がリバイバル上映の話から過去の仕事仲間と再会、背中の痛みを抑える為あっという間にヘロインに溺れ…というありそうな展開を素早く細かく描きつつ、運命的な再会から再生していく流れが美しい。
ビビトットな色、この監督が全盛期の時のものであろう家具、すごく年取って見えるバンデラス、らしさは相変わらず。
結局過去の思い出として見ていた場面は復活した監督が撮った作品の一部という事で、まさにペインアンドグローリー。
静かに話が進むので、ペドロアルモドバルも枯れたなぁ…と思っていたけど、まだまだ働きそうで嬉しい。
若草物語に続いて、時間が行ったり来たりしたんだけど、この演出流行ってるのか。