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レベル16 服従の少女たちのLuckyMOTOMIYAのレビュー・感想・評価

レベル16 服従の少女たち(2018年製作の映画)
3.5
2018年のカナダ映画。ダニシュカ・エスターハジー監督・脚本によるSFスリラー・ミステリィ。

7つの美徳と7つの悪徳を教え込む厳格な寄宿学校、抑圧的なブリクシル先生と某TV番組のハンターのような守衛たちを恐れて暮らす少女たち。最終学年「レベル16」に進級したヴィヴィアンとソフィア、その運命や如何に、といったお話。

ノーベル賞作家カズオ・イシグロさんが2005年に発表された『わたしを離さないで』(Never Let Me Go)を思い出します。

人間の商品化という非常に残酷な問題を描いた作品ではありますが、ビジネスとしては到底、成功しそうにないところも別の意味で深刻な問題でございまして、もう少し丁寧に作り込んでいただきたかったかなと感じております。

利益を最大限にするために、動物では集約的畜産が行われ、「動物解放論」や「動物の権利」といった主張が出てくるわけでございましょう。
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