このレビューはネタバレを含みます
牙狼の系譜を継承する、冴島家の物語の一つの終着点となる今作、『月虹ノ旅人』。
大河、鋼牙、雷牙が、白のコートを羽織って並ぶ姿は圧巻で、3人が団結してキバに立ち向かうシーンは感動です。
3人が鎧の部分召喚をしてキバに対峙するシーンは、『牙狼』という鎧はこの世に一つしかない唯一のものということ、代々受け継がれていくものということを改めて感じさせられました。(個人的には3人同時の鎧召喚を見たかったのはありますが)
最後に鋼牙は、雷牙のガジャリとの契約の尻拭いをするために再び時空の歪みの修復の旅に出かけ、雷牙は鋼牙を探しにマユリと共に旅立つわけですが、ゴンザ取り残されて可哀想。。笑
ただ、最高な作品ではあっただけに、不満もいくつかあります。
まず、CR魔戒決戦牙王で登場した最強の魔戒騎士、「鷹皇騎士 王牙」の登場はびっくりしましたが、個人的にはキバでの戦いがもっと見たかったです。
また、松田悟志演じる白孔は、せっかく井上正大のように仮面ライダーからの参入だったので、もっと活躍しても良かったと感じました。(ただ今回はあくまで冴島家の物語にフィーチャーされるべきだったので仕方ないのはわかります)
そして、大河が現世に舞い戻ってきた術(恐らく月虹虫の力?)と、鋼牙が烈花の力を使って寿命を削って雷牙のもとへテレポートした術がチートに感じましたが、3人の黄金騎士が揃ったので目を瞑りました(笑)
冴島家の物語は一旦今作で終わりになると思いますが、鋼牙と雷牙がカオルを見つけ、いずれ雷牙とマユリの息子が生まれるであろう続編を楽しみにしたいです。