MissY

82年生まれ、キム・ジヨンのMissYのレビュー・感想・評価

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)
4.0
原作未読。
61年生まれ独身子供無しの私ですが、あああー、昔も今もこんななのか!と思いました。まぁ、これは韓国映画だけど、日本も多分あんまり変わんないですよね。やたら「早く結婚しなさい」「男の子を産みなさい」「女は仕事なんかしなくていい、家事やってろ」「子育ては女の仕事」「女の上司は嫌だ」などなど。ガックリ。
パンフレットによると、原作はもっと厳しいらしい。旦那さんが、良い人。ではあるんだけど、、、ううーん、ちょっと、いろいろと惜しい!!そうじゃない!と思うところが多々あり。キム・ジヨンのお母さんやお姉さん、元会社のチーム長は素敵だった。特にお姉さん!男前!!
これは原作も読まなくては。

(追記)
あまりにも原作と比較して映画が「ぬるい」と怒っている人が多いので、ネットで探して原作ネタバレ読んでみた。あー、なるほどね。これは原作好きだった人は怒るわな。(ネタバレない程度に書くと、原作は精神科医が男性で、その男性医師のカルテとしてストーリーが進み、最後に精神科医のひとことで終わるのだけど、そのひとことが、かなり絶望!)でも私は原作ネタバレ読んでもなお、映画は沢山の人に見てもらってナンボだと思うので、まぁ、とっかかりとしては良かったのではないかと思います。ただ、原作通りの結末だったら「タリーと私の秘密の時間」ばりに衝撃的だっただろうなーとは思います。映画は映画で、バス乗っていた時助けてくれた女の人とか、ジヨンのお姉さんとのやりとり、なんといってもお母さんがマンション訪ねてきた時のあのシーンとか、映画も良いシーンあったと思うし。
原作、メルカリで買ったので近日中に読みます!
MissY

MissY