まいった。 満点💯だ
当然ベスト10入りです。
(と言っても4.2ですが)
先週末、娘がコロナになった。持病を持つ私は感染すれば即入院と妻から脅かされ、完全隔離の生活を送っていた。全く外に出れない生活に加えて、この暑さとクーラー、扇風機で何やら体調もおかしくなる。頭も痛いし眠れない。まさに鬱屈とした日々を過ごしていた。
そんな時、突然フォロワーのhideさんから思いもよらぬプレゼントをもらった。
(たどっていくと「さりさりさん」もいた)
「淪落の人」
なんて読むのか?
「りんらくのひと」
淪落とはおちぶれること。
つまり落ちぶれた人の話だ。
今はちょっとと思ったが、hideさんは「メタモルフォーゼ」に共通するところがあるという。それならちょっと観てみようと思った。
淪落の二人。
下半身不随の中年男とその男を世話する家政婦。貧しい彼女は離婚もままならず、フィリピンから出稼ぎに来た家政婦で、中年男の下のものまで世話をしなければならない。
この二人は言葉も通じない。しかし次第に心を開き、いつしか互いに励まし助け合い、それぞれの夢を実現していく。
その姿に心の底から力が湧いてくる。
観終わった後のなんとも清々しい気持ち。
こんな気持ちになった映画はほんと久しぶりだ。
脳に溜まっていた澱みが、全て洗い流された様な心地よさ。そんな映画だった。
あれはポプラの花だろうか?
夏、夢に向かい旅立つエヴリンに落ちてくる白い花。このシーンが良い。
hideさん、さりさりさん
"クソありがとう"
2023.07.23視聴347