淪落の人/みじめな人の作品情報・感想・評価

上映館(7館)

淪落の人/みじめな人2018年製作の映画)

淪落人/Still Human

上映日:2020年02月01日

製作国:

上映時間:112分

あらすじ

「淪落の人/みじめな人」に投稿された感想・評価

健一

健一の感想・評価

5.0
いよいよ東京都でも徐々にですが 映画館が再開されて来ました。
再開初日の本日(6/1)はあいにくのお天気ですが 居ても立っても居られず、劇場へ。

宣言解除後の第一弾は本作を。
素晴らしい作品でした。 もう大号泣してしまいました。
早くも本年度ナンバーワン作品かも。

ただひとつだけ言わせてください。
このジャケだけはどうしても気に入らない。
香港の街並みを車椅子に乗る初老の男性とそれを押す介護士みたいな感じで写し出して欲しかったのに、なんでこんなオレンジ色で風景を隠してふたりの姿だけ切り取ったようなジャケにしてしまったのだろう。
なんか 町の掲示板に貼ってある公民館の広告みたい。
凄くいい作品なのに このジャケの出来だけが本当にもったいない!

不慮の事故で車椅子生活をしている香港在住の初老の男とフィリピンからやって来た介護士さんとの心温まる物語。

いやぁ 癒されました。
超久々にアンソニー・ウォンとサム・リーの姿も見れたし。

映画館鑑賞再開第一弾としては 申し分ない作品でした。
超オススメです。


6月1日(月)
新宿武蔵野館 SCREEN 3
💺85
客入り 12〜15人

なんと今月を持って 開館100周年を迎えた新宿武蔵野館。
ちなみに私も武蔵野館に通い続けて今年で30年目です。

100周年を迎えるにあたって様々な企画上映を予定していたのに新型コロナの影響で全てダメになってしまった。
まだあと半年あります。ここからが勝負です!
頑張れ新宿武蔵野館。
戦時中も生き残ってきたんだ!
乗り越えられる!
民主化デモに揺れる香港から生まれた優しさにあふれた珠玉の作品。

そして香港の障害者の問題、外国らの出稼ぎの女性を家政婦として雇っている、といった香港のリアルな現実を描写している。

障害を負って車椅子生活をおくる男のアパートにやってきたフィリピンからの若い家政婦。
会話もままならない2人だが、片言の英語でお互いを理解し始め、情が通い始める。
お互いの心に秘めた夢を知ったとき、それぞれがその夢を応援し始める。

バッドエンドではなく、境遇によって夢をあきらめる必要はない、という素晴らしい人生訓を教えてくれる。

地味だけど、今年の公開作でイチオシの作品です。
simpsons

simpsonsの感想・評価

4.3
めっちゃ泣いた・・
そんな泣く映画やと思ってなかったから、不意討ちやった。
半身不随で身体の不自由に苦しむチョンウィンと、夫と親のしがらみ、貧しさから行動の自由を奪われたエブリンの心の痛みが痛い程伝わってきて、だからこそお互いの思いやりを感じることができて余計に泣く。
血縁とか他人とか関係ない。人と人との心の繋がりに感動した。
やっぱり、人との出会いって良いなあ。人生は大きく変わる!!
夢を叶える為に勇気出して踏み出した大きな一歩、支えて応援してくれる人が側に居たからこそ。
香港にも自由を!
アンソニー・ウォン観れて良かった。
映画鑑賞活動再開一本目に相応しい作品でした。

「同是天涯淪落人 相逢何必曾相識」
‘同に是れ天涯淪落の人相い逢うは 何ぞ必ずしも曾て相い識らんや’
(淪落の淵に沈む者同士が出逢ったなら、初めて出逢った者でもお互いの心の痛みや苦しみが分かり、心通わせることができる)
白居易『琵琶行』
たかし

たかしの感想・評価

4.0
劇場観賞 再開♪
最初は、この作品にしました♪

とっても素敵な作品♪
涙が溢れて止まりませんでした…



日本のAVは、やっぱり、優秀なんですね♪(笑)
語り過ぎず描き過ぎず、それでいて感情の揺れ動きを繊細に丁寧に表現した、名作と言っていい。
アンソニー・ウォンの名演が素晴らしい。
香港がまた自由を獲得できるよう祈ります。
主役二人の心の交流を丁寧に描いており、見終わった後も胸が温かくなる作品。
失わざるを得なかった夢を、それでもお互いが背中を押し合うことによって一歩を踏み出す展開には王道ながらも感動した。
季節が巡り、二人の人生に春が来たと思えるようなラストは切なくも希望に溢れていて良かった。
miyu

miyuの感想・評価

4.0
久々の映画館。
先週金曜日から京都シネマも再開されました。。。

京都シネマは、以前から年輩のお客様が多かったんですが、本日も、年輩の方が多かった様に思います。。。

今までは、チケットを購入すると、チケットに番号がふってあり、番号順に入場して、自由席というかたちをとられていましたが…
このコロナ禍の中での再開とあって 座席指定をして、また、1座席 間をあけての 指定席の為、いつもより入場に時間かかりました。。。

ストーリーは…
香港の工事現場で事故にあい、全身麻痺状態になってしまった50代のリョン チョンウィン(アンソニー ウォン)。。。
そこへ…
フィリピンから住み込み介護の家政婦イヴリン(クリセル コンサンジ)がやってくるところから 話がはじまります。。。

彼女が広東語を話せなかったり、彼女の床掃除の仕方が気にいらなかったりで…リョンはイライラしてましたが…
次第に、ココロ優しいイヴリンを家族の様に大事に思いはじめます。。。

この世の中…夢があり、その夢を実現させたり、夢に向かって生きていく事が出来るヒトは
ほんの一握りのひと…
でも、夢を追いかける人を応援する事は、誰にでも出来ます…

リョンは雇主でありながら、献身的なイヴリンの夢を応援したくなるのです。。。

香港に出稼ぎに来ているフィリピン女性のイヴリン。。。
看護士資格もある…って言ってましたが、メイドとして、下半身不自由なリョンの下の世話までやらなければならない仕事を請負っています。。。  

フィリピンって国の 貧しさみたいなものを
感じずにはいられません!
親から、お金の無心をされたり…
よくわからない結婚を彼女はしていたみたいで、
どうやら離婚にもお金がいるみたいで…
(その辺りは 深く描かれていませんが)

あと….
フィリピン人のメイドだからか〜
市場のおばさんの態度にイラッとした。。。
見下げた感じで、なお、足元を見て、ぼったくりをする…
でも、最後に なかなか 良い場面があります(๑˃̵ᴗ˂̵)

メイド<主人 って言う関係でありながら…
人としての繋がりは、次第に上下関係がなくなっていく様に思えます。。。

彼女の自立…
それを応援する彼…

コロナ禍のこんな時期だからこそ 胸に響くものがありました。。。

アンソニー ウォンさん
若者たちを中心にした反政府運動「雨傘運動」が勃発し、彼はこのデモを支持していたそうなんです。。。
その為、映画界から締め出されたらしいんです!
顔見た瞬間『インファナル アフェア』の人だ…
って 思った。。。

アンソニーさんは 自由とは
身体的な自由と心の自由がある…って言ってます。。。
そして、
もぅ、香港には自由が無くなった…
って…💧💧💧💧
Tyga

Tygaの感想・評価

4.0
久々に劇場で映画だ!うれしい!

優しく四季を走り抜ける作品。
多分、もっと葛藤の時間を長くしたり、不和で喧嘩するシーンを長くしたりも出来たと思うが、敢えてそれをしなかったのだと思う。
なんとなく構図的にも「最強のふたり」みたいな感じか。

日本の桜、香港のコットンツリー。
【家政婦は夢見た】

半身不随の中年男とフィリピン家政婦。
男は絶望の淵に生き、女は写真家になる夢を諦めていた。
四季が巡る中で、寄り添う二人の誠実さが、しみじみと描き出されます。
お互いへの優しさが、僕たちの心にそっと伝わり、涙がとめどなく溢れ出します。

原題「淪落人」は、白居易の「琵琶行」の一節が基になっています。
同是天涯淪落人/ 同じく是れ天涯淪落の人
相逢何必曾相識/ 相い逢う何ぞ必ずしも曾て相識らん
ともに落ちぶれ地の果てを流浪する者。
偶然の巡り逢いは、かつての知り合いである必要はない。
ドリーム・ビリーバーとドリーム・ギバーが出逢う夢物語。
コロナ禍で張り詰めた心を、優しく解きほぐしてくれるようです。

そして、香港の街中に咲く木綿花。
季節は巡って花は落ち、棉のように漂って、新たな場所で種子となって根を下ろす。
そんな自然の風景を見事に人生に投影する、新人とは思えない女性監督オリヴァー・チャンの、美しい夢はまだ続きそうです。
よ

よの感想・評価

4.8

このレビューはネタバレを含みます



埃から綿へ

「心の持ちようは自分で決められる」

僕らが感じている「夢」への感覚が、日本の外でも同じなのを今更ながら知った そうだよな


四季はあんまり感じられなかったけれど、絵ヂカラが抜群すぎる、あとロケ場所、香港いいな

夢がないなら誰かの夢を応援すればいい、それが夢になる


何かが落とした小さな影は誰かの人生の一部かもしれない
俯いた先にも空が広がっているかもしれない
薄い布切れの先に希望が待ってるかもしれない

ユーモアという優しさが包む暖かさってなんなんだろう、不思議だね

希望のあるところに人生もある
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