ノラネコの呑んで観るシネマ

紅い服の少女 第一章 神隠しのノラネコの呑んで観るシネマのレビュー・感想・評価

4.0
2015年製作の台湾ホラー二部作の一本目。
高齢女性二人が相次いで失踪。
彼女らの後をついて回る紅い服の少女が目撃され、やがて周りの人々にも怪異が襲う。
森に攫われる条件や基準がイマイチ分からないが、とりあえず台湾の「魔神仔」って妖怪凶暴過ぎる。
猿か子どもの姿をしていて、人間に害もなす森の神。
「もののけ姫」に出てきた狸々の、気持ち悪いバージョンか。
じわじわチラ見せの演出も効いていて、なかなか面白かった。
台湾の山奥には近世まで首狩族がいたくらいだから、色々ヤバい妖怪も潜んでいそう。
ところでこれ、実話ベースらしいのだが、マジで? f^_^;
一本で綺麗に完結してるんだが、続編は怪異は同じで、別の物語になるのかな。
しかし本作もある意味「“それ”がいる森」なんだけど、ホラーやSFって、お金も大切だが一番はセンスだよねってつくづく思う。