いつかはどちらかの頭に発射されるロシアンルーレットは禁断の恋をしてしまった以上避けられない運命の哀しさを表す。それまでの時間、できるだけ少年の過去を辿るしかない。
レイプを見て小便漏らしショックで痙攣、義理の兄からの強姦、調教。その結果、白い家に放火して姉のナプキンについた血を再現しようとする。あまりに断片的で理解するには及ばず。
エゴン・シーレのモチーフは近親相姦や少女と関係を持ち絵を燃やされたエピソードとリンクさせてるのか。色々とスッキリできぬまま、ラストの佐野和宏と同じような気分で映画は終了。
