オーウェン

ラストブラックマン・イン・サンフランシスコのオーウェンのレビュー・感想・評価

3.5
サンフランシスコに住む黒人青年のジミーとモント。
街は開発が続き、黒人の住む場所は隔離されていく。
そしてモントの祖父が建てた家から持ち主が出ていき、がら空きになった邸宅を2人は勝手にリフォームしていくが。

街は変わっていくのにそこに住む人間は変わらない。
だからこそ居場所が失われていくような心情を的確に捉えていく。

スケートボードで街中を滑るだけの映像だったり、そういう映像で見せる術が上手く、詩的な流れを感じられる。
でもこれが退屈となる人もいるのは分かるし、現在のアメリカらしいテーマでもある。

街や住んでる人は変わるけど、友情は変わらないものと訴えているようだ。
オーウェン

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