｢ゲキ×シネ｣も｢髑髏城の七人｣も｢劇団☆新感線｣も福士蒼汰くんのファンになって初めて知った。Paraviで見逃してしまい、アマプラレンタルで観れるとの情報で鑑賞。蒼汰くんのお着物姿は｢曇天に笑う｣や｢無限の住人｣でも惚れ惚れしたが、本作も期待以上であった。長身に衣装が映える。舞台メイクも結構似合うし、台詞回しや殺陣も堂に入っていた。早乙女太一くんは舞台人の本領発揮である。蒼汰くんと太一くんの対決は｢BLEACH｣を想起させる。二人の打々発止はトリハダ。三浦翔平さんや須賀健太くんも存在感があった。演者以外では、舞台美術、衣装、殺陣の見事さに唸った。だが、ストーリーは冗長で飽きる。信長配下の三人がなぜ袂を別ったか、なぜ蘭兵衛が翻心し色里を襲ったのかよく分からなかった。最後徳川と戦ったのも謎。敵味方の関係がくるくる変わるので分かりづらい。展開が雑。一貫性が欲しい。でもまあ蒼汰くんは美しかった。魅せた。カッコ良かった。それが何より。蒼汰くんが出なかったら観ないかなあと思いつつ、小栗旬さんの捨之介や天海祐希さんの極楽太夫も観てみたいとは思う。評価は蒼汰くんが出ていたので＋1。にしても蒼汰くんの出番少な。舞台のフィナーレは好き。座長福士蒼汰、良き良き。今度はライブで観たい。
