南森まち

劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さんの南森まちのレビュー・感想・評価

2.8
定年を前に退職して、単身赴任から帰ってきた父は何も語らなくなっていた。彼と話すため息子は、唯一の共通体験であるFF(ファイナルファンタジー)を買ってくる…というお話。

子供の頃に誕生日で買ってもらったゲームをやっていたら、深夜に親がこっそりやっていた、というのは80年代後期のあるあるで懐かしくて良かった😄

そして「父との絆を取り戻す」というテーマはどう転がってもいいとても良い設定。だがそのテーマが最初から提示されているので、展開にまったく驚きも予想外の展開もハラハラドキドキもない。ザ・予想通り。
ときどき吉田鋼太郎にクスリとさせられる、内容も映像もザ・単発ドラマだった。

また、主人公はFFIXをやりながら広告代理店で活躍している…ネトゲ界隈にそんな人いるわけないんだよなぁ😅だいたい廃人で社会からこぼれる寸前だ。
これで主人公も引きこもりとかだったらなかなか収拾がつかなそうで面白そう。
まぁFFのプロモーション的な側面の大きい映画なのでそうもいかないか。

もうひとひねりないと苦しいですね。プロモーション映画の域を超えなかった。