ほにゃららちゃぴらら

嵐の中でのほにゃららちゃぴららのネタバレレビュー・内容・結末

嵐の中で(2018年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

この作品は真相の全容を知った2回目の鑑賞の方が面白いかも。

初見は、伏線回収や最大級のネタが明かされる段階まではテンポ感の悪さや物語に入り込みにくい点が若干ある。ネタもそんなに衝撃なかったし。

タイムパラドックス物は好きだし、考えられた脚本だなぁとは思ったけど、ニコが刑事だというネタを観客に絶対隠したい、ミスリードしたいばかりにちょっとそれ無理あるでしょ…的なご都合的な点がある。

ラストシーンにも不満があり、
ベラが娘のいる世界線に戻った時に遺体の証拠を掘り起こして事件を明るみにしたのはいいけど、
ニコは夢のロックスターとなっていて
ギターを弾きながら歌っていて
2人は出会っていなかったらもうちょっと評価が高かった。

娘が何よりも宝の母と同時に、ロックスターになりたいというギター少年の描写も回収して欲しかった。

ニコがやっぱり刑事で、再会して
「また思い出すわよ(ニヤッ)」って言う流れは冷めた。
ちょっとキラキラ欲張り恋愛映画感にウエッてなった。ニコ的には目の前で自殺までされて…。


序盤の医療現場での仕事中の私語もうざいし、伏線という名のマウント発言もあったりしたけれど細かい事は抜きで、子を持つお母さんには刺さるかも。

娘ちゃんは可愛いすぎて天使。

インビジブルゲストのラストの畳み掛けは最高だっただけに、うーん。