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TENET テネットのモアイのレビュー・感想・評価

TENET テネット(2020年製作の映画)
4.0
気になっていた本作品、やっと観られました!
上から読んでも下から読んでも『山◯山』の海苔のCMのごとく、作品名もそうですがちょくちょく出て来る固有名詞もその調子ですね。
まずは下記の事が理解出来るかです。
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・パラレルワールド
・タイムパラドックス
・反宇宙と半物質
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さらに下記の事が理解出来れば理論がわかります。
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・特殊相対性理論とは
・ニュートリノとは
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さて、時間が逆行する件について。
光の速度に物質が加速すると質量がどんどん増えて光の速度を超えられなく、しかも時間の速度が遅くなります。(光に近い速度の宇宙船内では例えば1秒が地球時間の24時間とか)
つまり光の速度を超えられないというのがアインシュタインの特殊相対性理論であり常識でした。ところが2000年代になりニュートリノ(自然界にも有り、核融合にてたくさん発生します)が光の速度を超えるデータが観測されました。つまり、理論的には光の速度を超えると時間は逆行するのではと言うのが理論物理学(量子物理学、量子理論)の考えからSF的には考えられます。この理論から本作品では「時間の逆行」と「パラレルワールド」の存在が大きな意味を持つ事になるのです。
さて、うんちくはともかく以上の事を踏まえて観ると『こりゃ、面白い!』となりました!
編集とかもう少しわかりやすくしたら良いのに思いますが、この監督ならではのやりたい放題で個性的だなと思いました。

長いコメントとなりましたが、昨年(2023年11月)に『映画好き』の方の最初にオススメして頂いたいくつかの映画の1つです。オススメがきっかけで観る事が出来ましたことに感謝いたします。
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