映画は最高の娯楽

TENET テネットの映画は最高の娯楽のレビュー・感想・評価

TENET テネット(2020年製作の映画)
4.6
初見でのレビュー無理!

スパイ映画&時間逆行
「考えるな、感じろ!」精神で乗り切れ!
そのうち分かるから!
これまでのノーラン作品の中でも屈指の難しさ。
ノーラン監督の暴れ演出に翻弄されっぱなし!追いかけるだけで精一杯。凄まじい世界に放り出される。

「逆再生」という超古典手法をベースとした未知の映像体験。
ストーリーは分からずとも、楽しめるアクションシーン。分からなさすぎて笑えてくる不思議。
大作としての豪華シーケンスはシンプルに面白い。

一応、監督も理解して貰おうと劇中で説明パートを設けているのだが、基礎を飛ばして応用パートをぶっ込んでくる為、初見時では常に疑問が付き纏う。

正直、初鑑賞終了時には手放しに「面白い!」とは思えなかった。
ただ、その複雑な時間逆行構造が少しずつ理解できた時のエモーショナルったら素晴らしい!全てが一点に収束される男の友情‼︎

映画を見終わってから面白みが襲ってくる作品。
とにかく見ろ!いつまでもドンドン深掘りしたくなる中毒性MAX作品。
2度目の鑑賞からが本番!


パンフレットの解説がとても分かりやすかったのでおすすめ。


「起きたことは仕方ない、すでに起きた過去の出来事は変えられない。
でもそれが何もしない理由にはならない」
TENET=信念

コロナ禍で映画を見る楽しみを再び感じさせてくれた人生を支えられた作品。

2020年9月24日 2度目の鑑賞
2021年5月4日 再鑑賞