この点数で本当にいいのか正直確信がない。
もっと上でも、下でもいいような気がする。というのは他に類を見ないという点、独創性ではぶっちぎりの一位、設定の複雑さに思考をとられて初見ではドラマに集中できないストレスを考えれば面白かったとも評価し難い。なんじゃこりゃと。
燃える車内から救出される人間が冷凍状態だという点で科学的考証はしなくていいと判断した。時間軸が逆になっても炎の中に氷は生まれないから。
とはいえこの設定のルールを理解しないことには話の流れが全く理解できないため付き合う羽目にはなる。む、むずかしい、、インセプションより遥かに不親切。
最後の作戦の辺りは頭が追い付かずに「分かった。後は2回目鑑賞に任せてとにかくこの摩訶不思議な映像を楽しむ」と決めたら楽になった。
後はポイントですが
ロバート・パティンソンが最高に魅力的で惚れた。役柄の徳だけじゃない。
挟撃作戦で一つの建物が順時間と逆行時間同時に破壊されるところは流石に、流石に口が開いた。壊れる流れと再生する流れが同時に映る映像なんか見たことない。どうやってやったの？？？
ノーランは生きることに絶望した嫁のモチーフが好きだね。一度質問してみたい。
小難しい設定の割に小さな個人の愛を描くのは彼らしいなと思う。
これからも驚かせて欲しい。
追記
ずっとキャットが息子のことを「あの子は未来なの」と言っていたのが頭に残っていた。ニール、お前なのか？
