でる

TENET テネットのでるのレビュー・感想・評価

TENET テネット(2020年製作の映画)
4.8
時の魔術師クリストファー・ノーラン…恐るべし。

「ん?何を仰っておられる??」と難解でありながらも、物理学的・SF的に胸踊るワードの数々、
順行/逆行入り乱れたアクションシーンや奇想天外な逆行世界など「なーにが起こってる???」と視覚的に大錯乱させられる観たことない映像の連続で脳汁ドバドバ。

カメラの誕生で時間を可視化出来るようになったこの時代で時間を描かずにはいられないノーランのアイディアと時間への拘りが存分に出た作品でしたね。

今回の劇伴、ハンス・ジマー不在という事で観る前は少々寂しい気持ちを持ってましたが、結果めちゃくちゃに最高でした。エレクトリック×重低音サウンドがバチバチにキマっててかっこよ過ぎましたね。

終わってみれば作品全体像としては実はシンプルな事に気が付きましたが、やはり一度の鑑賞で細かい部分まで完全に理解するのは至難の業。
気になりだしたら何処までも気になり続けちゃう系作品だと思うので、解説等読んだ上で2回目に挑んだとしても結果モヤモヤが残りそうな予感…笑
でる

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