このレビューはネタバレを含みます
よく分からないまま話は進んでいくが、話の筋自体はシンプルなので、観終わった後結局「よく分からんけど面白かった…」となるような作品だった。
時間逆行や回転ドアなど考え始めると理解出来たような出来てないような…みたいなドツボに嵌る。
が、逆に登場人物たちの関係や感情を追うとシンプルに見えてくる。
そこら辺のバランス感覚があまりに良い。
あとニールというキャラクターの持つシナリオ外に存在するであろう名も無き男とのドラマが、あの中間地点のシーンを見た瞬間に想起されるのがたまらなく良かった。
結局今だに逆行時間や回転ドア、終盤の展開を理解し切れてる訳ではないが、そういった疑問点を飲み込ませるぐらいに面白いものを見たと思える。
ねじ伏せられたという感じ。
しかし良くこのような脚本が通ったなあ…と思う。