このレビューはネタバレを含みます
映像の壮大さと逆行のアクションの新しさがすごかった
内容としては
本質的に世界を救おうとしてたのはセイターで、名もなき男は人類存亡をちょっと延命しただけなのかなと解釈してます
ラストシーンにて、爆弾爆発は止めたけど、1番でかい爆弾が残ってる的な事を書いてましたが、自分の解釈ではその爆弾は人類そのものなのかな、、と。
ニールはキャットの息子と仮定したとして
自分を大切にしてくれたお母さんを救いたくて、自分の未来がどうなっても父親は見殺しにしようっていう決断なんですかね。
だとすると中々切ない。
2回目見るなら、ニールがお父さん(セイター)見殺しにちょっとでも躊躇ある演出があるのか確認したいところ、、
(それでないと息子説が確証持てない、、)
不可解なのが、
冒頭で、名もなき男はフィル?に「自分を犠牲に仲間を救える男だ」と言われていて、、それを実際にやろうとしたのはセイターなので、どういうことなんだろうか、、は残ってます
自分っていう個人までは犠牲に出来ても、今ある人類を全て滅亡させてまで、未来の人類存続は選べないっていう悲しい人類の歩みを訴えているのでしょうか、、。
一見、
悪の組織を倒して世界救いました最高!!
というアメリカヒーロー映画風なのですが、
監督がイギリス人なんですね。皮肉いっぱいです。
実は、名もなき男(ヒーロー)が世界をぶっ壊してる。
人類滅亡が、未来の人類存続の近道なのに、それでも今の人類存続を選ぶのがヒーローだよね。かっこいいね。という皮肉が聞こえてきそうです。
なんかそう考えると、途中で出てきたイギリス人がイギリス人が世界を支配してるみたいなこと言ってたのも良いですね笑