Atsu

TENET テネットのAtsuのネタバレレビュー・内容・結末

TENET テネット(2020年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

こいつはとんでもない映画を観たぞ...。
劇場が明るくなったとたん、驚愕と戦慄と困惑に思わず頭を抱えました。

一体何の話なんだと困惑する序盤、世界観が読み解かれる中盤、描かれたひとつひつとが判明していく終盤、そして時間が結び付く佳境。
その全てが圧倒的な映像で繰り出されていて、その天才っぷりに圧巻されるばかりです。

ダンケルクではちゃんと頭のなかで紐付けられたシーン同士の繋がりも、本作では正直、観てる最中に「今、どう時間が動いてるのか」をちょくちょく見失いまして。
それでも、どんどんのめり込みながら観いっちゃうのは、魔力ですよ、魔力。


そんな、圧倒的な迫力でスタッフロールまで駆け抜けた本作品。
見終わったあとの充足感はハンパない一方で、大きな謎を僕の頭に重く残しています。



キエフにいた、あいつは誰だ?



2020/10/26追記
と、謎が残って仕方ないので2度目の鑑賞に。
キエフにちゃんとヒントがあったんだけど、初見じゃあれは気付けないよ!と思うところはあれど、作り込みの深さに改めて驚かされます。

ひとつ謎がとけると、恐ろしいかな、新たな悩みの種が湧いてくる。
一体あの2人は、いつからやってきたのか、どこから逆行していくのか、そしてどこへと進んで(戻って)いくのか。

まだまだ深みから抜けられそうにありません。
Atsu

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