このレビューはネタバレを含みます
インターステラーやメッセージが"卵が先か鶏が先か"をうんうん考える物語に対して、テネットは"鶏が先"ということが最初から明示されている。循環しているのではなく、一方通行で、行きて帰りしの物語ではなく、行ったっきりの物語。時間もののSFとしては珍しいような気がする。面白い。
そして時間ものSFだと"知っていること"が武器になりそうだけど、むしろ本作のキーワードにあるように"無知が武器"というところも面白いなあと思った。
一部時間の流れについて誤認しており、鑑賞中に腑に落ち切なかったので再度見たい。