キングジョー

TENET テネットのキングジョーのレビュー・感想・評価

TENET テネット(2020年製作の映画)
4.8
5か迷ったけどノーランの今後に期待を込めて敢えて低めにした!この映画自体は素晴らしい!5あげたいくらい!(じゃやれよ)
インセプションで死ぬほど鬱陶しかった、あの"説明“シーンが一切ない。そのぶんアクションと映像に全振り。おかげで話の内容は一ミリも理解できないけど、映像体験としては最高のものが味わえた。それでいいのだよ、ノーラン君!(おまえ何様?)
見どころは既存の物理概念を覆すような未来・過去からのビル同時爆破シーンとか、本物だから当たりまえ、重量感たっぷりのジャンボジェットを建物に突っこませる豪華なシーンとかたくさんあるけど、自分がいちばん好きなのはカーアクションのところ。逆行してきた嫉妬狂いのDVゲス野郎セイターがキャットに銃を突きつけて、主人公へ指を3本あげるシーン。逆行セイターは酸素マスクをつけてるし、言葉を喋っても逆回しになって主人公に伝わらず、意味が無いからジェスチャーでキャットを殺す意思を伝えている。そして、それと同時にカウントダウンも始まっていて単なる脅しではなく実際に殺すという強い意志も感じさせる。動きに全く無駄がなく、ウダウダ考える前にこれを見ろ!というスピード感がテネットとという映画全体をよく表してると思う。
最後にひとつ質問
未来人が逆行から順行に移るための9つのアルゴリズムって、ひとつがプルトニウム241なのは分かった。あと8つって何ですか?