にゃんにゃん

TENET テネットのにゃんにゃんのレビュー・感想・評価

TENET テネット(2020年製作の映画)
4.0
実は公開初日に鑑賞してました。
今さら感想言いますけど【完璧に理解できたら絶対おもしろいんだろうな】って感じです。

私の脳ミソ処理能力の雑魚さで、この映画の評価を下げたくないため、このスコアです。正直、目に入る全てが「!!?」で驚きの連続でした。

友達と行った手前、観賞後はカッコつけて「超おもしろかった。ノーラン節、炸裂だね」とかホザいてましたけど、なんですか、ノーラン節って。ソーラン節みたいになってるじゃねぇですか。

そして、友達も友達で「いや、めっちゃおもしろかったね!これを待ってた!」とか言ってましたけど、なにを待ってたんだよオマエ。私も理解してなかった手前「たしかに、これを待ってた」とか同調してましたが、待ってねぇよ。ずっと、なにいってんだよ俺達状態。

ていうか間違いなくアイツもテネット理解してなかったです。だって、その後お互いテネットの話題に触れることなく、最近食ったラーメンの話しかしなかったもん。お互い会話の後半、海苔が旨かったとか意味わからなすぎだったし。

まぁ互いにプライドを守ることも出来たのでウィンウィンでしたね。帰ったあとめっちゃ皆の感想とかツイッター読み漁ったけど、公開初日だから、みんな当たり障りのない感想しかないので普通に笑いました。私が見つけれてなかったらすいません。

ただ、この映画を1回の鑑賞で100%理解した!とか言ってる奴はとんでもねぇ見栄はりの知ったかぶりの大嘘つきだと私は思ってます。この映画を1回で理解できるのはクリストファーノーランとテネット製作関係者だけです。もし、1回で完璧に理解できたとか言ってる奴がいたら、そいつはテネットの製作関係者なので、エンドロールに名前あります。それかそいつノーランです。

さて、映画について触れますけど、

逆行アクションについては初めての体験だった為、脳ミソにスッと入ってきませんでした。

普通のアクション映画だと。

車と車がブツかる

ド派手なアクション

ワァオオオ!!(感想)

このド派手なアクションはある程度結果が脳内で予想できる(車が横転したり、ペシャンコになったり等々)←この中でどれが来るのかはある程度、想像がつきます。普通の映画は、その想像を越えるアクション(視角)で観客を楽しませるので、「これがこうなったからこうだよね!ワァオオオ!」ってなれます。

しかし、テネットの場合だと

車と車がブツからない

ド派手なアクション

!!?!?

これが、、?こうなったから、、?こうで、、?、、!!?はい、、?って感じです。逆行に馴れてないのでスッと入ってこないのです。脳ミソの処理が追い付きません。つまりこの映画をみる上では登場人物同様に訓練が必要と感じました。

インセプションも最初は???な部分が多かったですが、何回か見ると馴れてきて、めちゃくちゃ面白い映画だと気づきます。

今回のテネットもきっと理解して、慣れさえすれば面白い映画なんだと、確実に思いました。ノーランがめちゃくちゃな映画を作るわけがありません。ちゃんと辻褄も合ってるんだろうし、面白いギミックがまだ隠されてるんだろうなと思いました。

理解できてないのは、私の観客レベルの低さだと思いますので、今後の私に期待を込めて高評価です。テネットはきっと3回目から思う存分楽しめる映画なんだと思います。