キョーカイ

TENET テネットのキョーカイのネタバレレビュー・内容・結末

TENET テネット(2020年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

評判通り難しかった。「過去と未来で挟み撃ち」っていう発想がすごい。

「過去の自分に見られてはいけない」とかの設定自体は「ハリーポッターとアズカバンの囚人」で出てくる逆転時計とか、バックトゥザフューチャーに近い。
ここら辺の作品を見てたらまだ理解しやすいと思う。

でも本作はもっと複雑。特に時の流れが逆行してるところが作品の一番の肝で、ここの理解が難しい。

序盤で銃を撃つシーンで出てくる女性博士が「理屈で考えるな、感じろ」的なことを言うけど、確かに見る側としても理屈で考えようすると頭がこんがらがるので、考え過ぎないでみた方が良いのかも

終盤の戦闘シーンは、未来からの部隊と過去の部隊が戦うので、弾とか爆発の時系列がぐちゃぐちゃですごい。
このシーンを作った制作側がすごいなと思う。

クリストファーノーランは「インセプション」も複雑で後に謎を残す感じで好きだった。
確かにこの映画は何回も見たくなるなと思った。一回見てから冒頭のオペラシーンを見ると、かなり理解度は増すと思う。