向日水ニャミ子

TENET テネットの向日水ニャミ子のネタバレレビュー・内容・結末

TENET テネット(2020年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

ノーラン真骨頂。
冒頭のオペラハウスのシーンからアクションで鷲掴みされた。
そして、大雑把に説明するなら、
ドラえもん的に未来からの使者がやってきて、のび太だけでなく人類を救済する話というところか。

エントロピーを減少させ、時間を逆行できる装置が未来から届けられ、それによる混乱が起きる。

悪人の手に装置がわたったのだ。
あのセイターという男が装置を手にした経緯は気になるが、武器商とのことだし、使い道の分からんアホが
金儲けで取引したのが関の山か。

あやうく世界の滅亡か…ハラハラさせられながら、後半清々しい気持ちになれた。
パラレルワールドのなかでは
もとの空間に戻るというよりは、逆行世界の逆行世界に移るのだと考えた。

そして、そこは一周回って、パラレルワールドにも余波が起きて、
もとの世界とリンクするということ。
ただ世界がセイターの命とともにあるという理屈が分からない。これはもう一度映画館か…。
あとから、そうやって反芻できるのも楽しい。誰かと話したくなる。
繰り返し楽しめる映画だ。
そして、迫力のアクションを劇場で体感して欲しい。