ありがとう、ドニーさん。
ありがとう、イップマン。
これまでの作品同様、抑圧された中国人の誇りをカンフーで取り戻し、お互い認め合おうという流れ。そこに、イップマン個人の問題が大きく関わってくるのだけど、目新しさはない。
でも、信念や覚悟を背負って闘っているのがビシバシ感じられて、本当は素晴らしいアクションに手放しで喜びたいのに、涙が止まらない。
手足の長いスコアドのスピード＆パワーの動き。
しかし、やな奴だったな。
ウー・ユエとのテーブルを挟んでの緊迫感も良かった。
毎回、各拳法の師匠が集うけど、あんまり強くない。笑
息子へのカミングアウトの仕方が、ちょっとどうなの？とは思ったけれど、過去作からの出演者も居て、シリーズファンには嬉しいところ。
単体でも楽しめるだろうけど、ぜひ序章、葉問、継承と順を追って観て欲しい。できれば外伝も…。
でも、空手vsカンフーの対立は昔からなのかしら。片腕ドラゴンの敵も琉球空手の大先生だったし。笑
以下、ちょっとネタバレ。
ラストの木人椿を打つ姿に、走馬灯のように過去の名シーンが重なって、ますます涙が止まらなかったのだけど、そこからの葬式シーン。
思わず、チョン・ティンチとか、これまでの出演者が参列してんじゃないかと探しちゃったよ。
トニー・スタークのラストみたいに全員集合してくれたらいいのに。
今までは闘って死人が出てたけど、今作は怪我するだけなのは時代的な流れ？
まぁイップ師匠は死んじゃったけどね。
