ひとよのばおのネタバレレビュー・内容・結末

息子たちのためにDV夫を殺した田中裕子さんが演じる母親役。次に何を発言するのか、どういう行動を取るのか、息子達をこれ以上迷わせないために曲げてはいけない信念、一つ一つが魅力的。
現在、家族に起きてる壮絶な状況を俯瞰的に見てる佐藤健演じる次男、雄二。
全ては母親の恨みと取れる行動が、母との約束と分かった時、今まで薄っぺらかった家族の絆が初めて一つになった時、見てる方も安堵と共に涙が溢れた。


息子がシャブ中になり、人生に投げやりになった、佐々木蔵之介が演じる新人タクシードライバーが言ったセリフ”子供は親がどんな思いで育てたのかも知らず、自分の人生がうまく行かなかったら親のせい”的な台詞
今の自分は親の子でありながら、自立して周りは子供もいる家庭が多い中、心に刺さった。
自分は、親のおかげだと言える人生を過ごさなければいけないし、子供にはそう言わせない人生を作っていきたい。
色々考えさせられる作品でした。