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ひとよのuzucoのネタバレレビュー・内容・結末

ひとよ(2019年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます


ワイルドみある佐藤健〜♪と思って観た(嘘)
とりあえずほんとに前情報ほぼなしで鑑賞。

いろんな人が言ってたように白石監督の荒々しい感じは控えめ。
でも随所随所に監督の人の絆や家族に対する想いが込められてて、孤狼の血に通じるところがなんとなーくあった気がした。

しょっぱなから田中裕子の動揺してるけど必死にやり遂げた感が辛くて涙。
子供3人の演技力にまた涙。松岡茉優ほんとすごい!他の2人もすごいけど園子みたいな女の子絶対いる!ナチュラルにいる…すごい…。

大樹が親のことを奥さんに言わなかったこと、お父さんと同じになっちゃいそうで恐れてること、全部吐き出してるシーンで一番泣いた。
おとなしい分今まで一番我慢してたのってきっと大輝で、それが感じられてしんどかった。

お母さんと雄二、不器用なところそっくりで微笑ましかったなあ〜
エロ本の話めちゃくちゃおもしろかった
雄二、お母さんのこと大好きだったんだよね…そうだよね…と親戚のおばちゃんみたいな目で見てしまった。

お母さんと一緒に寝たいとか、子どもみたいに見えるけど、一番大人なのは園子なのかも…?


佐々木蔵之介と息子のシーンがしんどくて、音尾琢真がお酒飲んでるの見てるシーンでアッこの人絶対アル中て思ったけど
まさかあんな展開になるとは…
あのあと、どうなったのかなあ…ちょっとでいいから個人的には触れてほしかった。
タクシー会社の受付のおばちゃんも、なんか、そうだよなあ…きついよなあ…と同情させられるし。(そこも多分尺足りなかったんだろうけど立ち直るまでを絡めてほしかった)
音尾琢真がいい味出してておもーーーーーい話が中和されてる感もGOODだったと思う。

ラストのお母さんの顔アップシーン。
よかった…って気持ちが滲み出てて、泣けた…
田中裕子、すごい。

多少尺足りねえ!みたいなところもあったけど、あの2時間ちょいでここまでいろんな人を掘り下げたなあと思いました。

壊れた家族は、つながれますか
このコピーの答えは、「元から繋がってた」かな?
いい映画でした。

あと大吾チンピラ演技うまくて笑った
元からチンピラっぽいけど
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