メガメガ

スケアリーストーリーズ 怖い本のメガメガのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ハロウィンのノリで近所の幽霊屋敷に入ったところ、古い日記を見つけ持ち帰る主人公達。その日記には、日に日に主人公達に危害を加える内容が記されていき、それが現実化してしまう、という物語です。
ストーリー構成はありきたりなものでしたが、登場する幽霊(化け物?)は良い意味で不気味で見応えがありました。
また、「人が物語を綴る」のではなく、「物語が人を綴る」という劇中のフレーズが決定論っぽくて印象的でした。
我々が自分で選択してとったと思っている行動でも、実際のところは、周りの環境の作用等によって、ほとんど決められているのかもしれません。
ホラー映画に出てくる幽霊は基本的に無関係・無実の人々を襲う点で悪質であり、本作も例外ではないのですが、ラストで、主人公と和解?をしたのは驚きましたね(笑)
霊を自分達の都合で即座に退けるのではなく、なぜ怪現象を起こすのかを根本から問い、アプローチしていく姿勢は、現実の除霊なんかにおいても大切なのではないでしょうか。
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