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9人の翻訳家 囚われたベストセラーのKのレビュー・感想・評価

3.6
タイトルバックがハイライトだった気がしないでもない。よく出来ているとは思うけど何も心に残らない。カユいところの直前をカリカリやられ続ける。悪役が悪役すぎるせいか、それとも現実味の無さすぎるトリックのせいか。ミステリーを観ると大体いつもこうなる。手間かけすぎじゃない? という感じ。『オリエント急行殺人事件』は小説も読んでなければどの時代の映画も観たことが無いので今度チェックしてみようとは思った。文学の力を信じているのは大変結構なことだけど、今の時代あそこまで続編を世界中が垂涎して待つような小説なんてあんのかいな、と思ったらダヴィンチコード出版秘話に基づくって? どうせ翻訳家に対してのコンプラがヤバかったとかその程度のことでこじつけてるだけなんだろうけどちょっと興味は湧く。まさかこんなデスゲーム染みた状況設定がされる話だとは思ってなかったからそういえばそれは嬉しい誤算だった。
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