9人の翻訳家 囚われたベストセラーのオカカのネタバレレビュー・内容・結末

予想通りな展開と予想外の展開があって、面白い推理小説を読んでいる感覚だった。

それにしても、1人でも出来たはずなのに、アレックスは何故、他の翻訳者も巻き込んだのかな？？　周りから自分だけが疑われる事の無いようにする為だったのか、権力者に良いように使われている仲間に蜂起させる為だったのか、それ以外か。。
お金に眩んで、想像力の無いエリックはやる事も浅はかで短絡的で、同じ師を持ってもこうも違うのだなと。。
何にせよ、文学少年だったアレックスには辛くてやり切れない事件と復讐だったな。。

ラストカットがちょっと微妙だったけれど(笑)、全体的に無駄が無くスマート。全部分かった上で、もう一度会話とか見返したくなる良い作品だった。