このレビューはネタバレを含みます
アングストロームがめちゃくちゃアホということでいろんなつじつまを合わせる脚本。
さっさと警察に連絡せいや! という話だが、アレがバレていないんだから、この世界の警察はめちゃくちゃ無能なのだろう。
正体不明の小説家、ということでその正体が焦点の一つになるんだろうなーと思いきや、早い段階でその正体が明かされる。それが大オチのためのミスリード、というのには騙された。
なんだかんだ言って最終的に9人それぞれのキャラが立っているというのもいい。死んだおばさんと、ファンの女と、チーム5人と、ギリシャの爺と、ケータイ二台持ちのおっさん。
ちょっと回想の見せ方にわかりづらいところあり。ファンの女とアレックスがベッドのある部屋で会話するシーンは結局回想につなげるための導入という意味しかなかったよな。
最後、遠目からアレックスを映すショットで終わるのだが、あれにはどういう意味があったんだろう? 結構変わった終わり方だと思う。