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ぼくらの7日間戦争のsumiccoのレビュー・感想・評価

ぼくらの7日間戦争(2019年製作の映画)
3.2
やられました、
二重に。

原作小説や
宮沢りえ ver. の映画を知っている方は
きっと同じ思考を辿ると思います。

これは七日間戦争なのか?
うーん、これは七日間戦争じゃないな…
いや、これは七日間戦争だ!という
ぐるぐるの葛藤が(笑)

それだけ "七日戦争み" が絶妙だったとも。

そして最後に
パーン!と
小気味の良いパンチをお見舞いされます。

↑ここ、ポイント高かった!


正直
もともとえげつないんですよね、このお話。

先生も親も
令和のハラスメントポリスから
ホイッスル鳴らされまくるクオリティですし
子供たちもやることが狂気なんで…

よい子は真似しないでくださいね、
十中八九、死人が出ます。


この令和版では
とんでもなさを本当に若干削って
親の感じもまあまあリアルに練り直し
全体に
現代の学生が悩んでいても自然な事柄を
均等にまぶしていました。

均等すぎて
どこからかじっても知っている味なのが
ちょっと惜しかったかなあ。
北村匠海の声はすごく合っていたんですけどね。

あ、死人が出そうなのは変わらないです(笑)
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