自分は光をにぎっている
「できないことより、できそうなことから。」
いまもいまとてにぎっている
「ここも色んな人の居場所だから。」
しかもおりおりは考える
「まずはお客さんのことを考えて想像力を働かせないと…。」
この掌をあけてみたら
「澪ちゃんはさ、話せないんじゃなくて話さないんだよ…そうすることで自分を守ってるんだよ。」
からっぽではあるまいか
「覚悟ってのは、他人を巻き込むことを言うわけよ。」
からっぽであったらどうしよう
「言葉は必要な時に向こうからやってくるものなのよ。」
けれど自分はにぎっている
「形のあるものは、いつかは姿を消してしまうけれど、言葉だけはずっと残る。」
いよいよしっかり握るのだ
「言葉は…心だから。」
あんな烈しい暴風の中で
「心は…光だから。」
掴んだひかりだはなすものか
「見る目と聞く耳、それがあれば大丈夫。」
どんなことがあっても
「どう終わるかって、たぶん大事だから。」
おゝ 石になれ、拳
「しゃんとしましょう。」
この生きのくるしみ
くるしければくるしいほど
自分は光をにぎりしめる
下町の風景も、銭湯も何故か昔を思い出すいい映像でした。初めて一人暮らしを始めた若い頃の思い出とか…そうですね、今でも光を握ってます。