日本版のビジュアルから連想されるB級動物パニック映画に騙されないでほしい!
ジョーズ的な動物パニックモノでありつつ、密室からの脱出モノであり、さらにディザスターモノでもある、おもしろ要素詰め詰めなんだけど、そのどれもが上手く相乗効果で絡み合っていて、非常に上手い!
巨大ハリケーンによって、徐々に床下浸水していくスリリングさが、ワニの得意なフィールドに近づいていくというもう一つ上乗せする恐怖と掛け合わせていたり、序盤は地下での2次元的スリルから、後半は天地も加えた3次元的なスリルに変わっていく転換も見事ではないか。
主人公が水泳選手ということ、また親娘の話ということもこのストーリーに上手く機能していて良かったなぁ。特に、中盤船を取りに"クロール"で向かうところは分かってはいても、胸熱だった…
あ、あとはカヤ・スコデラーリオが良かった!『最後の海賊』の唯一の良心!もっと売れてくれ!