ナチスドイツ併合に揺れるオーストリア
青年の成長というよりは歴史に興味が湧く映画
いい意味で思ってたものと少し違った。
青年とフロイトとの物語の背景の歴史が非常に興味深い。正直言ってアネシュカとの物語は忘れてしまうくらい。
店主の死とフランツの死が印象的。
そしてなによりフロイトのから発せられる言葉が美しい。
「タバコ屋が売るのは 味わいと悦楽だ 時には罪深いものもある」
「軽い味わいで優雅で複雑 勇敢な男が収穫 美女が太ももの上で優しく巻いた逸品です」「女は葉巻に似てる 強引に吸うと快楽は味わえん」
「リビドー 快感と苦悩をもたらすものだ」
「未完でありながら極めて完璧なものだ」
「答えを見つけるため生まれるのでない 問いかけるためだ 人生に必要なものは 勇気 あるいは忍耐 又は愚かさ あるいはそれら全部 それによって我々は 足跡を残せる」