こたつムービー

クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代のこたつムービーのレビュー・感想・評価

-
クリムトの絵が好きなので観た。
なおよく並列されるエゴンシーレだが、私は断然クリムト派。
(エゴンシーレの死因はあの「スペイン風邪」。100年前のパンデミックだった。)

世紀末から世紀明けウィーンの「熱気」が伝わってくる。
クリムトら象徴主義(分離派)絵画のみならず、フロイト、シュニッツラー、マーラー、シェーンベルク、ヴィトゲンシュタインまで言及される「ウィーン万歳(?)」ドキュメンタリー。
他の方も言っているがクリムト、シーレの絵画史ではなく「その時代」の特集映画。さほど面白いわけではなく「学ぶ」系ドキュメンタリーだな。

近代という時代が
第一次大戦の始まりで完全に「おわる」ーー
この事には、同意しかない。

またアートアカデミーからの解放。
そして女性(性)の解放・・というか諸々の、現代へと続くタブーの解放、そのファーストシーズンの「アート/ムーブメント」だった、という点も同意する。キュレーターはこう語る、
「答えではなく、疑問を提示している。だから今でも愛されている」。

個人的には「クリムトって何でこんなに女性を艶やかに描けるんだろう」という問いにこの映画で完全な解答を得た気分。というのもーー

クリムトは(当然だが)モテ、
や●ち●であった。
笑。



自分用メモ:
コリントがクリムトに影響を与えた一人