とても面白い映画だった。
そんな簡単に人を騙せる？という疑念もあるが、格差社会での人々の考えはそれぞれで違うので、そこに付け込む怖さを皮肉を込めたコメディタッチで描いてゆく。そしてあることをきっかけに物語はガラッと表情を変えてゆくところも見事。
まず序盤の子供の絵を説明している場面で奥さんが「これ自画像よ」っていうところはメチャクチャウケた。声出して笑った。と、最地下から上がってきた前お手伝いを今お手伝いの母さんがノールックで蹴り込むところはブラックだが笑えた。
格差社会を描いている映画は数多くあるが、明確に比べて映し出している流れはわかりやすい。それと合わせ、下層の人々の思念の増幅が増してゆく様もわかる。
あとは考察動画を観て納得するところや、また観たくなる場面などあるので見返そうかと思う。
