このレビューはネタバレを含みます
前半はコメディで笑いながら楽しめるお話ですが後半からはサスペンスで予測ができないような作品になってます。韓国の格差社会を場所や状態、そして匂いで表現している、素晴らしい作品と思います。作品の中に出てくるピザの箱の内職や最初の方からたまに出てくる匂いに関して、全てが伏線となり、最後に綺麗に回収されます。この作品を見た方には強烈に記憶に焼き付いていると思われるギジョンがトイレで煙草を吸うシーンは名シーンです。
また地下の父親のギテクを助け出すためにギヴは豪邸購入の計画を立て物語は幕を閉じるのですが、監督いわくギヴの平均年収では豪邸を購入するのに547年かかるそうです。
色々なことを考えさせられる作品でした。
