半地下で貧しい暮らしをしている
ウシクは友人の紹介で身分を偽り、
豪邸の令嬢の家庭教師になる。
令嬢の弟の美術教師に妹を、社長
専属ドライバーに父を、住込みの
家政婦に母を、
家族であることを隠しながら次々
と豪邸に潜入させることで、次第
に彼らに寄生していく。
アカデミー賞受賞作品ということ
で観賞前に期待が高まりましたが、
それを遥かに上回る内容でした。
韓国映画ならではのバイオレンス
も、緊張と緩和で衝撃を和らげる
よう工夫されています。
豪邸から逃げる家族が下へ下へと
降りていくシーンが非常に印象的
でした。
伏線の回収も見事で、社会問題と
エンターテイメントの融合に韓国
映画の底力を見ました。