舞台挨拶付先行上映。
ポン・ジュノ監督&ソン・ガンホ両氏のお話を聞けた+席運恵まれ撮影OKフォトセッションでメチャ近くで撮れた。
笑っちゃうほど滑稽な計画、笑っちゃうほど悲惨な格差。
世界共通のテーマ「格差」を描く作品に、またひとつ傑作誕生。
しかもそれがめちゃくちゃに「笑える」んだから凄い…エンタメ性十二分。
ことあるごとに映し出される「上下」のメタファーは、表面的にはめちゃくちゃに滑稽だったりするのに、明らかに根深い「格差」の影が横たわる。
めちゃくちゃに胸が痛くなる…のに笑っちゃう。
ネタバレにあたる部分で語りたいことが多いので、
とにかくみんな観て！！！！！としか。
しかし笑っちゃうとは言いつつも、細かい小道具にもその影を感じられるし、そのマインドに一度なってしまうと「あれもこれも…」としつこいほどに考えられてしまって、本当に苦しい。
でもこの無意識のうちに顕現されるものこそが、格差の「象徴」。
「この映画が描きたいのは『対立』ではなく、『問いかけ』なんです」
そう主演ソン・ガンホが語る意味を深く考えながら、
いつ2回目を観ようかと「計画」中。
