よく出来た映画です。
でも、ただそれだけです。
実はポン・ジュノ監督の映画はいつもそう思っていてあまり好きではありません。
正しい言い方ではないかもしれないのですが、
パソコンの中で作られた映画という感じがしてしまうのです。
綿密に計算されて作られ過ぎて逆につまらないというか…
そう、大学で映画をお勉強しましたって感じです。
(追記)
是枝裕和とポン・ジュノの対談番組を観ました。
その中でポン・ジュノが「自分で描いた画コンテ通りに撮る、完成した映画がコンテとほぼ一緒」と言ってました。
オレがポン・ジュノに違和感を覚えるのはこれが原因かと思われます。
撮影現場で予想出来なかった嬉しいサプライズや奇跡は容認しないのでしょうか?
ちなみに是枝裕和はホウ・シャオシェンに作品を観せたら「おまえ画コンテ描いただろ!役者のセリフや動きも見ないで画コンテなぞ描くな!」と怒られて描けなくなったそうです。
しかも最初から画コンテの話などしていないのに…恐るべし、ホウ・シャオシェン…