初日鑑賞。
大好きポン・ジュノ監督×ソン・ガンホ氏タッグで間違いないという期待に、軒並み高い前評価がプラスされて、大いに期待しすぎたのか、楽しめたが前評価ほどではないかなとも感じた。
ただ、やはりオンリーワンなエンタテインメントであることは違わず。
人間の愚かさ滑稽さ、そして愛おしさのようなものが興味深い視点で描かれていたのは間違いない。
それが貧困家庭に焦点が当てられたという点と、世界的映画祭で3年連続貧困問題を通して作られた作品に評価が集まったという点において、意図してかせずか、現代を反映しているんだろうなと…。
そして何より、俳優陣の演技、表情が素晴らしかった。
どこにでもいそうな、気の良い穏やかなソン・ガンホ氏のおじさんの 覚醒 への変化は、そりゃそうなるよねと納得してしまうもので。
半地下という設定も興味深かった。