なんという映画だ…ひとつのジャンルに括れない濃密な作品。最高のエンタメ。
豪邸に住む家族、半地下の家族、地下に住む夫婦…
どれも否定できない、
一番幸せなオチは身分を詐称したことがバレたけれど、なんだかんだ乗り越えてみんな幸せになること。
(そしたらコメディー映画として、ヒューマンドラマとして簡潔したでしょう、パルムドールは獲れなかったかもですが笑)
でもそんな上手くいくわけないしそんなの起こり得ない。
あの結末に結局行き着くのかな…
やりきれない…
この映画の視点から見る悪って存在するならなんだろう…
地下に住む人々を軽蔑する富裕層、
あの地下の男のような社会から極端に排除される貧困層、
もちろんどっちでもないよな…
きっと答えはみんな心のどこかで違和感を感じているこの現代の社会だと思います。
資本主義に限界ってあるのでしょうか…
今この時代が限界ならどうしよう …
色々考えてまとまりませんが…
とにかくこの映画は現実だということ。これは日本でもあるということ。だと感じました。