このレビューはネタバレを含みます
面白かった。
事前にTwitterで貧富の差を描くのに間に境界線を入れている、と流れてきて、予備知識はそれだけで鑑賞。
それは知ってて良かったと思う。色んな時に気付きがあり、きっと知らずに見ていたらなんの違和感も感じなかったと思うので。
最初は思っていたよりもコメディ要素が強いなと思ったが、後半のサスペンス、スリラーの畳み掛けがすごい。
伏線がいくつもあるが、それをちゃんと回収していて、見やすかったけどちゃんと満足感もありました。
一つだけ、弟がたすけてのモールス信号に気付いたけど、それについて、その後触れられなかったのが気になります。
最後のお金持ちになって家を買うシーンにお父さんは地下を出られて、家族もお金持ちになれて良かったと思ったら、急に現実に戻って、回想シーンなのか、ただの希望なのかどっちなんだろうと思った。
終わってゆっくり考えると、ギウだけ本人がしっかり映ってこと(お母さんはぼんやりとしか映されてなかった)、お父さんの姿が全く変わっていなかったこと(何年も地下で過ごしていたはずなのにやつれたりしていなかった)ので、あれはこうなって欲しいという願望で、実際はお父さんはあの地下で一生を終えるのかな、とわたしは考え、悲しくなりました。
終わったあと一緒に見た人と話し合うのが楽しかったです。
半地下から地上に上がりたかったのに、地下に降りてしまった。
登場人物が誰も幸せになれなかった。
グロいのが苦手なので、最後の方はちょっと目を瞑りながら見ました、、、
