始めの貧乏ファミリー臭さとトイレの位置とかとか既に得体の知れないワクワク感があるんだけど金持ちファミリーへの働き口に息子がありつけた途端この貧乏ファミリーとんでもなくバイタリティーぶっ飛んだ一致団結振りを魅せ始める。
汚物溢れるトイレに気怠く座る娘や諦め腐る荒廃感に満ちた親父さんの無計画話しもなんだけど、特に印象的だったのは身体の臭いの話しか。どんなに取り繕っても裕福な人間には隠しきれない悲哀のようなモノを感じさせられた。
貧富の差から生まれ歪んだ人間模様を生コンに混ぜ固めせっせと綺麗に並べたらドミノ倒しが始まっちゃったよーみたいな映画だったな。